2025/06/12 14:50
「Obedience Training」
朝の散歩道、公園のベンチ、カフェのテラス席。静かに寄り添うように過ごす犬と人の姿には、言葉を超えた穏やかな信頼関係が滲んでいる。そうした風景の奥には、日々の丁寧な積み重ねがある。
それが、オビディエンストレーニング。
オビディエンストレーニングとは、犬が人間の指示(コマンド)に従うように教える基本的な訓練のことです。
犬とのより良い関係を築くための共通言語づくりです。
Sit (おすわり)、Down (ふせ)、Stay (待て)、Como (おいで)、Heel (つけ)、No (ダメ) など。
たとえば、玄関での「待て」がドアの外の世界への安全な橋渡しになる。
すれ違う誰かを「ダメ」でやり過ごせることが、犬にとっての安心につながる。
日常生活に役立つだけでなく犬の命を守る術となり、社会化や人との信頼関係の構築の基礎となるトレーニングの土台になります。
人と犬とが互いを思いやりながら呼吸を合わせていく。
それはとても静かで美しい暮らしの一場面である。
