2025/06/13 12:01
「胃拡張・胃捻転症候群」それは、特に大型犬や深い胸を持つ犬種に多く見られる命にかかわる急性疾患。
(高齢化によって雑種や小型犬も含めて全ての犬になる可能性があると言われている。)
胃の中にガスや液体がたまり急激に膨張し、さらにその胃が回転することでねじれて血流が遮断される。進行は驚くほど早く、放置すれば数時間で死に至ることもある。
理想的なのは、食後は1時間半から2時間ほど休ませてから散歩や運動を行うこと。逆に、運動後にすぐフードを与えるのも避けたい。最低でも30分から1時間、クールダウンの時間をとってからが安全。水分補給にも注意が必要で、一気飲みではなく少しずつこまめに与える方がいい。特に暑い季節や活動量の多い犬にとって、こうした配慮は健康管理の基本ともいえる。
では、もしその「もしも」が起きてしまったら?
私の愛犬、ウォリー(アイリッシュセター)の話を。ある晩、彼は吐きたそうにしているのに何も出ない。呼吸が浅くなり目の焦点が合わない。明らかに異常だった。すぐに夜間救急の動物病院に駆け込み、診断は胃捻転。医師に言われたのは手術費用が高額になるため、支払いができるのか?術後に入院できるかかりつけの病院があるのか?
全てを了承し、即手術。(この時点で症状に気づいてから2時間くらい)脾臓はすでに壊死しており、全摘出となったがなんとか一命はとりとめた。
あの夜、ほんの数分遅れていたらと思うと今でも背筋が凍る。日々の生活において、食事と運動の「間」をどれだけ意識できるか。その余白が犬の命を左右する。私たちができるのは、たったそれだけのことかもしれない。
でも、それが何よりも大切なことだと思います。

