2025/07/12 19:34
「白い子は繊細で、黒い子は強そう」「チョコタンは気が強い気がする」そんなふうに、犬の毛色と性格を結びつけて話す人は意外と多いんじゃないかな?
たとえば、ラブラドール・レトリバーだと、ブラック・イエロー・チョコレートで性格の違いが指摘されることが多かったり、この場合は遺伝的な繁殖背景の違いが影響していた可能性が高いと言われていたり。ホワイトシェパードも明らかに一般的なブラック&ブラウンの個体よりかなり繊細だと感じる。とあるALの犬舎では毛色ではないけど、性格の温厚なもの同士の交配を積極的におこなっているという話も聞いたことがある。
だがしかしながら、科学的には毛色そのもの、ちなみに血液型でも性格に直接影響を与えるという明確な根拠はないというのが事実。犬の場合は特に環境が大きく影響されると言われています。
私たちは知らず知らずのうちに「色の印象」で接し方を変えてしまっているのかもしれません。黒い犬には少し構えて、白い犬にはやさしく声をかける。その微細な態度の違いが、犬の育ちや心にじわりと作用していくのです。毛色が性格を決めるのではなく、私たちがどう見てどう関わるか。そのまなざしこそが、犬の個性を育てているのかもしれませんね。
毛色や犬種で性格が決めるのではなく、私たちがその犬をどう見てどう接するか。
私たちが無意識に抱く印象が、犬の振る舞いを少しずつ形作っていくのです。
あなたは自分の犬や、お友達の犬達の毛色と性格についてどう感じますか?
