2025/11/01 19:34

ストレッチフローティング・ロングリーシュ(5m)のすすめ。

ひらけた草の上で風に揺れるロングリーシュの先には自由に動く犬の姿。
ボールを追いかけたりフリスビーをキャッチしたり、そんな賑やかな時間ももちろん楽しい。
でも、この5mのロングリーシュの本当の魅力は、静かに「歩く」その時間の中にある。

広いスペースを見つけたとき、ロングリーシュに付け替えてみる。
犬が草の匂いをたどり、風の向こうへ歩いていく。
その姿を見守りながら、自分もそのリズムに合わせて歩く。
どちらかが主導するのではなく、自然と生まれる歩調の一致。
犬が向かう方向へ自分も進み、自分が進むときは犬を呼び戻す。

引っ張り合うのではなく、互いの呼吸を感じながら“いま”という時間をゆるやかに共有する。

ロングリーシュが生み出すのはただの自由ではなく、犬を制御するための道具でもない。
それは、犬と人との間に静かに流れる余白を取り戻すためのもの。

距離を取ることで見えてくる、犬の本来の動き。
離れているからこそ感じる、確かなつながり。
その半径5mの中に、犬の意志と人の信頼が共存している。